難しい病気

機材を操作する医師

欧米に多い病気である潰瘍性大腸炎は、日本の食生活の欧米化に伴い、日本においても急増している病気です。潰瘍性大腸炎は、最初腹痛や微熱、便に鮮血が混じるなどの症状が起こります。この病気は自己免疫の不全で起こる病気と言われています。自己免疫不全と言うのは、免疫の異常です。免疫と言うのは、体の中に異物が侵入すると攻撃して撃退しようとする機構です。免疫不全ではその機構が正しく働かなくなり、異物でないものも攻撃対象にしてしまいます。潰瘍性大腸炎の場合は、元々体の中にある臓器である大腸を攻撃してしまう病気です。 現在ではまだ対処療法しかなく、完全に治せる薬などは出来ていません。 若い女性に比較的多い病気ですが、各年代に患者がいます。

潰瘍性大腸炎は幼児から、70歳代の人にも見られます。男女比はあまり違いが有りません。病気の症状が出ていても、安定してくると、症状が止まります。しかし、次に症状が表れる時は、さらに状態が悪くなっています。そのように、安定と悪化を繰り返していき、大腸に深いダメージを与えます。ピリン系の薬を常に飲み続ける必要があり、悪化した時は、ステロイド剤の大量投与などが行われます。最近に1部の治療では、使用しない場合もあります。喫煙者には比較的潰瘍性大腸炎の患者が少ないと言われています。そのため、治療法に取り入れようとの動きもあります。劇症型では、短時間で重症化することも有ります。そのような時は、安静を保ちながら、外科的治療も視野に入れます。